るーさんと駆ける 

「カメだって全速力」(mamogame.hatenadiary.com)第2章。Renault LUTECIA3 RS とシュフ。

運転のイロハ

もうすぐ連休ですね。

今年の我が家は、部活、仕事、寝だめ、介護、家事、とまあ、様々です。

近場での予定はありそうです。

新学期が本格的に始まって、ちょっと落ち着いて、昼間にできた時間を使って、掃除、草取り、衣替え、布団替えと進めています。

で、YRS(Yui Racing School)に通いはじめてそろそろ3年経つので、少しずつ今までの資料を整理していました。

 

うわーこんなの残していたんだと驚いたのが、YRSに通う前のこの資料

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2013年6月3日とあります。約5年前です。

大手メーカーの交通教育センターが行っていたスクールに参加したときのものですね。

スクールの車両(そのメーカーの車の真ん中くらいの位置付けセダンのAT)リヤにロガーデータを取る機材が積み込まれていました。

ブレーキ練習と、もう一つは記憶からするとJターンだと思います。

直線で時速60キロくらいまで加速、その後Jの字のように半円をターン。

初心者やペーパードライバー向けのもの以外のカリキュラム(スキッドとかサーキットのコース使ったスクール)を受けたい人は、まず受けて下さい、というカリキュラムでした。

 

 ロガーデータの説明は、詳しくは難しいので…とあまり説明されず、こういう波形が出るのが良いです、といったような説明だったと記憶しています。

私は表面上特に問題がなく、何もいわれなかった様な記憶があります…なんかこう、もっと派手な危険性とか勘違いのある操作を指摘する目的だったのかな?と思います。

Jターンの方は距離は記憶していませんが、形としてはJターンをふたつつなげれば楕円、オーバルですねぇ。YRSのオーバルスクールFSW(ロングやロンガーでない方)の午前に、オーバル入門編で直線が1番短いオーバルを走るのですが、時速50キロ指定くらいでも、操作次第でアンダーステアが感じられます。

YRSのオーバルはこれでもかというくらい余白があるので、アンダーステア(ざっくりいうと、自分のステアリング操作よりも、クルマの軌道が外側になって大回りすること)を経験し放題です。出しちゃいけないんだけど、私なんて最初指定速度をキープすることもうまくいかなかったし、最初はそれでもいいから、とにかく一生懸命やってみれば良いんだよなと今はわかります。

 個人的意見としてはJターンよりも、オーバルの方が良かった様にに思います。Jターンやった場所はエスケープと呼べるような余白はあまり無かった記憶がありますし、いろんな意味で曖昧でした。

アンダーステアって、公道や山道だと、オーバースピードでコーナーに入ってしまった時とか、スライドした時に出るんだろうと思いますが、私はサーキットで走るまで意識としては未経験でした。経験しても最初はそれがアンダーステアっていうことに気がついてなかったのですが(苦笑)私はYRSに参加する前に、サーキットのタイトコーナーでアンダーステアを体験しまくって来たので(泣)、すごくアンダーには敏感です(笑)

アンダーステアはクルマの性能の範囲内であれば操作次第でおさえられることも、やっていくうちにわかることなので、まずアンダーステアを経験して認識するのもありだよなって、何度もオーバルスクール経験してみて思っています。

峠の山道で壁や崖を真横に初体験は避けたい。

速く走ろうとしてなくても、山道って苦手とか疲れるという話も聞きますが、私もそうでしたが、YRSに1〜2回参加して、走り方知ると、速いとか速くないとかでなく、すごく楽になりました。

 

別にね、メーカーのスクールをおとしめたい訳ではないのです。だからどこのとは書かないですけど、正直な感想です。どうして…なんだろうな。

 

 

 スポーツ的走行がしたいと思ったのは、5年以上前です。自分はいたって本気で、運転を楽しみたいと思っていましたし、はっきりそういう風には思っていなかったけれど、サーキットで走ってみたい様な気持ちはどっかにあったような気がします。

上記の資料の前に、講習ででとあるショートコースを人生初サーキット走行しています。何にもわからなかったけど、しっかり同乗走行で見本を見せてもらって、そのとおりにしようとしただけで、べらぼうに遅くも速くもなかったけど、どアンダーもオーバーもなく、実に楽しかった。サーキット走行に興味を持ちました。もっと走ってみたい。

でも、サーキットのさの字も殆ど人に言ったことがありませんでしたから、周囲の誰も、その気持は知る由もなく。

 しかし、上記の様な講習を2回(3回?)受けて、自車でショートコース走行やスキッドコース、スクールの車でジムカーナも経験しましたが、走り方のイロハはハッキリわかりませんでした。その時の「座学」というのはカリキュラムの説明や進行が主でした。

特にいろいろと個人指導を受けた覚えもありませんでした。ものすごく危ないことはしてなかったんだと思います。 質問できなかったのも良くなかったかもしれません。

 

夫が、最初にメーカーのスクールに行き始めた頃に、こういうのもあるよ、文面で見る限り1番話の筋が通っていると思うんだけど…とユイレーシングスクールを教えてくれた記憶はあるのですが…

しかし、それまでに自分が車で出かけた最長距離を思うに、富士の麓なんて、考えられなくて。今は遠いなと思いますが行ける距離にはなりました。

 料理のさしすせそとか、とにかく、どんな道にも「イロハ」ってありますよね。基礎。それを知りたかったんです。運転の指針になるようなもの。

その大手メーカーのスクールでは話題に上らなかったので、車の運転が好きな人はあらかじめ知っているものなのかなと思ったんです。車好きな人達って、私には宇宙語くらいわからない言葉をたくさん使うので。もし質問し始めたら周りの話が全部止まって、2〜3単語ごとに説明してもらわなくてはならなくなります。それは自分の努力不足かなと思いました。それで、本を読みました。

 

『はしるまがるとまるーもっと楽しいクルマの運転』ポール・フレールさんの本。

いい本でしたし頷きましたが、もうちょっと突っ込んで知りたい。

次に『新・ハイスピードドライビング』これもポール・フレールさん。

いきなり難しくなり、殆どわからない様な気がしたまま頓挫。

 

次は、『ドライビングメカニズム ー 運転の「上手」「下手」を科学する』黒沢元治さん。

これも私には難しかった。後半はスズカとフジの走り方だったので、その時はスズカ走るなんて思いもせず、スズカフルコース走っている方に、要不要を聞いた上で差し上げてしまいました。

 

 この辺で、本やネット検索などで運転に関する言葉を幾つか知ったものの、使い方や意味、概念がわからずに、そのまま実地に入ってしまいました。

サーキット走っている人に話を聞いても、言葉が右の耳から左の耳へ抜けていって、何を質問したら良いのかわからない。

走り込めばわかる?!というか、もうそれしか方法を思いつかなくなりました。

アンダーステアオーバーステアタックイン、イーブンスロットル、前荷重、そのくらいの言葉は聞いたことある、見たことある状況。

 土日は家族に申し訳ないから平日、知り合いがスズカ行く前に修行したというスパ西浦へ。主婦でやっている知り合いはいなかったので当然独りで。

 行くとタイムをはかります。当然良かったり悪かったりします。回数を重ねればタイムは暫くは上がります。(「慣れれば上がる」範囲だと知ったのは後のこと)

独りで、半年で12回。ベストタイムは6秒上がりました。

ただ、ストレートエンドの下りの回り込むコーナーはコースアウトの恐怖との戦い、ヘアピンは半分くらいは前後アンダーでコースアウト寸前でベタベタに失速。

たまーにスカーンと操作がはまった様な気持ち良さも味わい、それがどうしてかもわからずに、期待を胸にまた走る。

私の走りを見ている人も殆どいなかったけれど、見ていた人はどう思っていたんでしょうね。

下手なのは自分でもわかっているし、女性は珍しいだろうなとかも思っていたし、誰にも声をかけられなくなってどんどん一人ぼっちに。

タイヤの状況もひどいし、さすがに自分でもこのままじゃダメだなあと思いました。

でも、もう一度そのメーカーのスクールに行く気にはなりませんでした。

それは先方が悪いと言いたいわけではなく、自分の取り組み方の問題でもあったと思いますが、結果論としてYRSにたどり着いてよかったと思っています。

 そこまで行き詰まって、ユイの「教科書」を読んで、自分の知りたかったこと、運転のイロハがわかるような気がしました。それが3年前です。

2015年6月にYRS初参加。走行の前のトム吉田氏の座学で、2年間わからなかった、イロハを聞きました。これだ!これが知りたかった!

その後、3年でおそらく15〜17回。もう数えるのめんどくさい。

速さという意味では私の進歩はじれったいし説得力ありませんが、その中身はものすごく変わったと思います。クルマのコントロール、感じ取れる状況、タイヤの減り、ブレーキの減り、安全性。

数値化はしてないですが、タイヤは写真で記録をとっています。

 

理論は今でも私にとってはむつかしいです。

例えば運動エネルギーは速度の二乗に比例する…だったかな?

2,3回、物理の本や、ハイスピードドライビングに書かれていた式に数字を当てはめて実際に計算したことあります。

あまり実感は持てません。運動エネルギーの数字を見ただけで、実際感じるエネルギーを想起できる人は多くはないと思います。

私は、ぱぱっと計算することも人に説明することも出来ないけれど、出て来る数字の大きさだけでも、運転に対して真剣になれますし、心して踏み込むようになれました。

 

運転を、書き言葉で事細かに表すと、おそらく、実際経験する、感じることよりも遥かにややこしくて言葉数を要することなんだろうなと思います。

 YRSでは、実際の走行の時は、インストラクターからの指摘は簡潔で的を得ています。

その瞬間理屈はわからなくても、実際を言われた通りにする方に集中して、何故そうなのかは後で考えてることも私はたくさんありました。

  物理などの科学を知っている人にはすぐに飲み込める話も、私にはわからないので、その場で解決出来なかったこともあって、宿題みたいに持ち帰ることもしばしば。

 

ユイのサイトのコンテンツには、よく探すと いろんな事が書かれています。

過去のメルマガは、必要な所を出力してファイリングしました。画面で読むのが苦手だったからです。いつも教えてもらうことが文章化されている部分がたくさんあって勉強になりました。文章だけだと読んでもわからない、とか実際の感覚とズレがあることもありましたが、自分が実際を経験すると、なぜそういう書き方になったのかが分かって、自分の理解がズレていたのだとわかります。

 

YRSの座学では車というのはどうやって動いていて、クルマに走ってもらうために、人間がやったほうが良いことと、やってはいけないことがあるのだということを教えてもらえます。

それはその先、日常でもサーキットでも、いつでも、自分が立ち戻れる指針になります。

根本にあるのは意外と単純なことです。様々な条件でそれを貫き通すのは知恵と経験がいると思います。昔のアシストのないクルマに一生懸命乗ったことがある人は、身体で知っている部分もあるのかなと思います。昔の車ってそもそも走行抵抗や機械抵抗(って言って良いのか?いわゆる重ステなど)が凄くて、下手だと前に進まない乗り物だったんだろうなというのは、昔、アシストレスなロータスエリーゼを1時間くらい運転させてもらい、最後に車庫入れした経験でわかりました。

アシスト山盛りな今の優秀な車しか経験がなければ、考えないようなことがたくさんあります。車が優秀だと人間が楽になりすぎるんだろうなと思います。

優秀な車を理解して操作すれば、車と最良の関係が築ける、とも思います。

 

私自身は自分のクルマのポテンシャルに対して、大したことがまだ出来てないなと思いますが、以前に比べたらクルマのことで理解したこと、感じられることが倍増しました。写真の本が自分の辞書代わりです。時々ですが、時間作って調べ物します。メカ系好きな人は大筋知っているような事が大半かもしれません。今は自分の車が何者か調べてます。

 

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物理の本はとりあえず読破。読みやすい。

ハイスピード…は4分の3くらい。コンペティションはいつか読もう。

カニズムの本は少しずつ。いっぺんに読んだら脳みそ弾けそうだ(笑)

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今のルノーの4コントロールと関係があるのかな?

 

いやー改めてクルマってスゴイ乗り物ですね。

ざっくりな理解しか出来ませんが…も~面白くて仕方がない。速さも追い求めたいけど、今まではその楽しさだけで精一杯、お腹いっぱい楽しめていました。

でもルーテシア3RSを買ったし、上を目指さないとな。