るーさんと駆ける 

RENAULT LUTECIA3RSに一生懸命乗っています。こそっとkangooもいます

シートポジションを考える その後

 以前、シートポジションを見直していると書いたことがありました。

巷でもいろいろと諸説あり、どれが間違いとか言うつもりも資格もないけれど、ユイレーシングスクールでドライビングポジションを含め運転を習っていく中で、ブレーキ奥まで踏めへんかったら、いくらステアリングに対しての上半身の距離が良さ気に思えてもやっぱりあかんやろ?と自分に対して思ったし、車が変わって、調整可能になったからもう一回やり直そう。

前回を短くまとめればそういう事になりますか…

で、その後も含め、もう一度整理してみます。

 

 

ドライビングポジションは

シートの前後

背もたれの角度

ステアリングの高さ自分との距離

座り方

ペダルのストロークと自分の脚との兼ね合い

かかとの位置をどこにするか

言葉選びとして正しいかどうか少し疑問が残るけれど、私が思うだけでもこれだけの要素がある。

 

もしそんなにあってもわからんわーって言われたら、個人的には、ブレーキを奥まで踏んだ時に足が伸びきってつっぱらなくて、背中がちゃんとシートバックについていて、ステアリングの一番遠いところで腕が伸び切らない位置をすすめる…かな??

 

 

一度に全てを全員がジャストフィットできる魔法のことばはないと思う。

車によって、調節できる範囲や項目は違うし、人の体格も違う。例えば座り方を大きく変えただけで、それまで合わせた他の要素はご破算になる可能性が高い。

そもそも、私はBMW318ciに乗っていた時は、スライドを一番前、座面を一番上にして、最大限前に出しても、今のポジションを取れなかったし、クラッチペダルを一番奥まで踏むと、ペダルとの接地が足裏半分以下になった。当然足が突っ張ってた。私は特に体が小さいほうではない。

別に日本人はドイツ車乗ったら正しいシートポジション取れないのか、というとそういうことではなく。

  シートレールと車との取り付け位置がずらせる作りなら、取り付け位置を前にする事ができるし、我が家の場合は、前のファミリーカーにつけていたレカロシートが残っていたので、シートレールを中古で仕入れて取付位置を調整してもらって、随分前に出せるようになった。

(全て夫のおかげです。)

でも、他の理由で結局乗り換えた。(旦那様毎度すみません)

ルーテシア3RSでは、そのままでなんとかなっている。一番前には結局していない。

 

前置きが長くなったが、前回の見直します、その後。

方法としては、最優先な条件から始め、調整をしていくことにした。

 

 なんとなく座り、まず背中をちゃんとシートバックにつけて、姿勢を良く、腰に負担をかけないように腹に力を入れて上半身のリフトアップ(私はもともと猫背で腹筋が弱っている)。

これで運転による腰痛の予防になるし、その姿勢をキープすることがゆるい腹筋トレーニングで、車との意思疎通(背中からの情報)への第一歩となる。

姿勢が良くなると、ステアリングへの距離が遠くなって腕が伸びきってしまったので、シートを前に出す。

ペダルを踏んでみて、クラッチペダルの奥で膝がつっぱらず、クラッチミートの辺りの時にどうか、ブレーキペダルの踏み込みとの関係はどうか。

近すぎても足首周りの自由度が下がるし…

上半身絡みとペダル絡みの両方が噛み合うポイントを、シートバックの角度やシートの高さ、ステアリングの高さを微調整しながら探る。

 

 これを常に意識して回数をかけて探っていく。繰り返して考えることで結果的に…うまい言葉が見つからないし、その域までいけてないけれど、適当でも大筋ハズレないとでもいえば良いかな…そうなっていく。

 

で、家に戻ってきたら、せっかく合わせたシートはガバッと後ろにスライドさせて降りる(爆)

えーっ?!

なぜって、結構前寄りだから降りにくいし、駐車スペースの横幅はエアコンの室外機できちきちで、ドアを大きく開けられないし、狭いところでシートを下げずに乗り降りを繰り返すとシートが擦れて傷む。降り方も大事。

夫は私より大きいから、私のポジションでは乗り降りしにくいし。

私にとっては、この車は宝物だけど、わたし一人のものではない、家族の日常の車。ツールなんだよね。

 乗るたびに毎回シートポジションを合わせるのは面倒だけど、その分自分の調整力が上がる、と思えば(笑)

 

そうやっていく中で、ふと思い出したのは、昔ボイトレ入門編で歌を習った時の

「膝をロックさせない姿勢」

歌のときは立っている場合の話だけど、宇宙から脳天を通って地球の裏側までを一本の線で結ぶイメージで立ち、前後左右も軸をイメージして、膝はある意味弛緩状態で、見た目には若干曲がっていると見えるくらい。ぴーんと伸ばしてしまうと膝がロックしてしまって動かなくなり、自然なリズムが取りづらくなる…と習った。ロックと弛緩状態を両方やってみるとわかる。

 

それを思い出して改めて、ステアリング操作もペダル操作も、肘と膝をロックさせないことは大事だと思った。

ステアリング、ペダル共に、「戻す」「微調整」というのは結構効く場合がある。

膝の弛緩状態のような余裕が欲しい。

ブレーキは、今はABSがあるから微妙な戻しの練習の必要があるかどうか、という人もいるとは思うけれど、極限の時に脚が伸びきって膝がロックするまで踏み込んであとは踏んだまま運任せ、車(ABS)任せは私は避けたい。(実際、ブレーキング習って行ったら、全く動かないわけではないけれども、ひざの曲げ伸ばしで踏み込む部分は大きくないように思った。これは車によってペダルに対しての着座位置が違うから、私には一括で表現するのが難しい。自分の車以外はわからない部分がたくさんある。)

ともかく、大して巧くもないし、公道緊急フルブレーキというシチュエーション自体がヤダ(笑)

 

 いつでも調節可能な運転をしようとすると、操作マックスの時に肘と膝をロックさせたくない。そうなるとシートをスライドさせる位置は結構前になる。

ノッチ数までぴったり毎回合わせないけれど、違うと違和感あるから大筋同じところに合わせていると思う。ノッチ数は最重要事項じゃないように思うのだ。

何度もやってみたけど、日常でもそれで窮屈でもない。

それでしばらくやってみている。

 

 それを考えている時にふとうちの犬を見ていて思いだした。

犬にとっての前足ロック状態。

丸印のあたりを後ろから押されると、出したくない前足がぴーんと伸びてしまう(笑)

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