るーさんと駆ける 

RENAULT LUTECIA3RSに一生懸命乗っています。こそっとkangooもいます

(当時)衝撃の事実だった事その1

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先日、ふとこの写真が過去の出来事として出てきました。

2014年12月の写真です。5年前でした。

当時の自分が考えてたことを思い出して、本当に何にも知らなかったと思います。

 

この写真の2年前、10年落ちの前の相棒(BMW318CI)を買って、しばらくして、前の車(フィアットプント)より剛性感、重さ(ドアなんて最初は壊すつもりくらいで引っ張らないと開かなかった気がするくらい重く感じた・笑) に驚いたり、とにかくどうすれば乗りこなせるんだろうと思って、運転を習ってみたいなと思ったんですね。

そこで最初に大手メーカーがやっているスクールに行ってみました。

いろんなカリキュラムがある中で、自分の車で参加できるのがそれだけだったので、不定期開催のそのカリキュラムを選んで、キャンセル待ちになって、空きが出て参加。行ってみたら8割経験者でした…。内容としては、ブレーキ練習、スラローム、スキッド、最後にショートコース1時間の走行がありました。

無線機が出てきたりして、最初は相当ビビりましたが、最後のサーキット走行がとにかく楽しかったですね。

最初は四人乗りで講師運転の同乗走行。後部座席で隣の人とヘルメットがコツコツ当たりながら。その後、居残りで同乗走行希望で助手席。最後に自分の車で講師に見本を見せてもらって、あとはとにかくその通りに走る。

まあ、それで、サーキット楽しくなっちゃった訳です。

でも、結局、何て言うのかな、運転の基礎はわかってない。で、他のカリキュラムに三回ほど参加。走れてるし問題はないけど、座学は進行の説明に終始していたし、何かがわかったとか、できるようになったという実感はなく。

「走り込む」っていう言葉は聞きます。だからたくさん走らないとわからないのかな?みんなその上でああいう講習に来てるのか…(ワテどうしたらええの?)と思って、小さめサーキットのフリー走行に半年で12回行きました。それの最後の方のタイムが最初の写真です。通い始めより6秒上がりましたっけ。

ただ、ヘアピンはどアンダーがしょっちゅう、ストレートエンドの下りコーナーはコースアウト寸前。タイヤを7000キロで使い切る(滑りすぎて減ってる)。

車屋さんに「もったいない!」って叱られたけど、どうしたらいいのか分からず。

ブレーキのタイミングを変えたり、踏み方を変えたり、とにかく全てのコーナーを出来るだけ速く走ろう、ラインどりは?と口ではそれっぽいことを言ってました。

今になってその走りを自己評価すると、とにかくタイトコーナーはオーバースピード。荷重移動に一貫性もなければ方針もない。知っている言葉は「前荷重」だけ。そこそこの前荷重をかけて曲がるからリヤは当然不安定で、オーバースピードだからフロントも逃げ(アンダーステア)て外へ膨らみ失速、タイトコーナーの連続で失速しきってヨロヨロした状態でストレートに入りかろうじてリセット。それの繰り返し。

 

最初に行ったスクールで楽しかったのは、タイムを計らない企画で、講師の真似をすることしか考えなかった事と、追い越し禁止走行だったので、自然と周りの練習走行ペースと流れに合わせていたからですね、おそらく。

 

そんな頃に、スマホGPSを利用して、加減速G、ヨー、速度、走行位置を記録できるアプリを3000円くらいで入手しました。なんとかして自分の走り方を考えようという気持ちだけはあったんです。

でも、加減速Gとヨーはほぼ理解してないに等しい。わからない。

そこで、ロガーの走行位置を動かしながら速度のグラフからコーナリング中の速度を拾ってみることを思いつきました。ヘアピンを何キロくらいで走っている時がタイムが良いのかなとか、そういうことを考えたのかなと思うのですが…その考え方は意味があまり無かったかなと思います。そして、当時の自分としては衝撃の結果が出てきました。

ヘアピンが、遅い時と速い時で確か15〜20km/hくらい差があったのですが、全体のタイムには因果関係が全く無かったのです。

ヘアピンの速度が低い周回でも、ストレートとそこに続く回り下るコーナー3つの通過速度が高い時は必ず全体のタイムが良い、という結果になっていました。

その結果の理由を自力で理解できない時点で、自分で考えていてもダメだと思って、再びどこかで教えを請うか、諦めるか、と考えました。

 そしてその半年近く後、ユイレーシングスクールの門を叩きました。走る前の座学で、それまでの運転人生と半年のサーキットの通いがガラガラと崩れ去ったのは過去に書いた( http://mamogame.hatenadiary.com/entry/2019/04/15/230203  )とおりです。

結局、今考えてみた推測ですが、当時の自分の走り方でのヘアピンの通過速度の限界は低い方の速度。高い時は、アンダーが出て失速しているから、通過時間としては速度が高い時も低い時も大差なかったのではないかと思われます。

その時はそこまでは考えつきませんでした。

 

タイトコーナーやヘアピンやワインディングを運転の工夫でうまく走るための工夫はあると思います。私は実際にそれをコースでしっかり実行はできていなくて、イメージだけはしています。コースを走れていた頃は、オーバースピードになる癖を抜くことで精一杯でしたので、次に走れる機会があったら試したいです。

ただ、個人的に思うことですし、コースにも寄るかも知れませんが、とにかくストレートと高速コーナーの走りを安定させることと、イーブンスロットルでコーナリングスピードを保つことが、タイムには一番好影響なんだという認識を私は今持っていて、タイムという方向から見れば、タイトコーナーの工夫はは後回しで良いと思っている感じです。

コーナリングスピードは絶対に物理的限界があって、Rがきつくなる程に、車に対抗する力が増える。限界は車重や装備にも関係があると思いますが、ストレートよりも車による差が小さい様に思います。

一度だけレースを走らせてもらって、無論最下位ですが、コーナリング中は自分がしっかり走れている時(というか並んでコーナリングした後抜かれてるので速さよりも安定しないと迷惑だと思って必死こいて走っていた)なら直線ほど差が開かないと感じました。

反対に、ストレートや高速コーナーは物理的影響が少ないので、ハイパワーな車はとんでもなく速いし、そうでない車でも、開放感いっぱいに加速できる。前進を阻むものが少ないので、タイヤが空転しなければ。

ならば、一刻も早く直線フル加速に持ち込める事に注力するべきだと思いました。そっちの方が効率よく速さが出る。

実際にその考え方で、当日比(考え方不実行vs.実行)で、前の相棒でスズカが5〜6秒アップ、るーさんで幸田サーキットでも5秒アップしました。幸田は57秒台乗ったのが嬉しかったですね。タイトコーナーはとにかく丁寧に現状維持か気持ち安パイ気味を意識でした。

ただね、タイムって、下手な時ほど改善ができるとどかーんと上がる様な気がしていて。

だから、正直にいくつ上がったって書いてますけど、実は前からちょっと恥ずかしい気もするんですよ(笑)でも、嬉しいもんは嬉しいから。

また走れる様になったら、きっとまた少し手前からやり直しですね、きっと。それでも良いから走りたいなあ。

衝撃の事実、その2は、体調管理について書きます。