先般、北関東へ行った時に、たまたま2時間やる事がなくなり、マップ情報で気になったコーヒー豆のお店に行ったらカルチャーショックを受けたという事を書いたのですが。(11/17「好きずき」)
http://mamogame.hatenadiary.com/entry/2020/11/17/141941
予想外だったことはいくつかあったのですが、何より意外だったのは、フレンチプレスでの抽出法でありました。
これまで用いていた方法は、ペーパードリップで、抽出するための湯温を温度計で測りつつ調整して、細いお湯(注ぎ口が細いドリップポット使用)で淹れます。同じ豆でも温度管理で違った味わいが出せる事がメリット。スッキリとして渋みもなく、飲みやすい。
新しく知った抽出法のフレンチプレスは、沸かしたてのお湯をほぼほぼそのまま、プレスの容器に入れた挽いた豆に注いでしまう。元来のやり方の方で使うドリップポットで細いお湯で淹れてみたりもしたのですが、プレスで淹れる場合は、私たちにとってはどうも沸かしたてを注ぐ方が結果美味いんです。(熱湯度合いとか注ぎ方はコツがあるなとは思います)
プレス器のメーカーの説明と、豆を買ったお店の抽出の説明も、ごく細かい所では違いがありますが、今のところお店の方の方法が良い様な。
プレスとペーパー。いろいろやってみて、一見矛盾してるんだけど、どっちかが美味しくない訳ではないんです。
プレス抽出は豆が良い事が条件なのでなんでも良いとは言い難いですが、コーヒー豆のオイルやなんかがみんな出てきた渾然一体となった味わいがある。(オイルを飲む方向なので豆の鮮度管理は肝だろうと思い、豆は冷凍庫保管)
ペーパーはオイルはプレスほどは出ないけど、スッキリとした飲み口の中にある美味しさがある。
どちらも豆が良いに越したことはないがプレスは豆の違いが顕著に出る。同じだけの液量を得るために使う豆の量、美味しく飲める豆にかかる最低ラインの投資は変わってくるかも。
私は酒飲みじゃあないのですが、お酒好きな方には伝わるでしょうか。美味しいからと高いものばかりも買えないし、安くても美味しいものもある…。高くてもちょっとずつしか飲まないならそれでも良いかもしれない。やっぱり好きずきなんだなあ。
どっちかに結論出そうとすると脳みそが揺れるというか捻れる(笑)
どっちがどうじゃない。現実にどっちも美味しい。車で言うならなんだろう?全く異質な車を2台並べてどっちもいいんだヨォ〜って悶えてる感じかも。ガレージ付きでやれたらしあわせだぁねえ(笑・やれる人は大いにやって〜)
唯一浅煎りの豆だけが今のところペーパーで好みに出せないけれど、中煎りから深煎りは同じ豆を両方の淹れ方で淹れてもイケる。
買ってきた豆の7割近くを消費して、道具も多少(夫が)買ってプチ道具沼(水溜り位だけど)。
脳みそが揺れた11月の後半でした。
もう師走ですねぇ。