るーさんと駆ける 

RENAULT LUTECIA3RSに一生懸命乗っています。こそっとkangooもいます

ルーテシア3RSを選んだ懸け〜それがスタンダードなルノースポールが欲しかったんだ…から2年

 9月がもう終わります。

ルーテシア3RSが我が家にやってきて2年が経ちました。車のスペックとしても、手元の資金としても、私にとっては冒険な選択でした。

その頃に、「ルーテシア3RSを選んだ懸け 〜 それがスタンダードなルノースポールが欲しかったんだ」という記事をこのブログで書いていたのですが、車への印象が悪くなった訳ではないが、内容の一部に思うところあり、後日非公開にしていたことが。ですが今だにアクセス解析に上がってくるので、3RSに興味を持ってくださった方なのかなと少し申し訳なく思い、2年後ということで改めて書きたいと思います。

大袈裟なタイトルなんですけど、私にとっては本当にそのくらい冒険なんですよね(笑)

 

我が相棒の3RSは、現在10万2千キロほど。

私の手元に来る前に9万キロ弱走行。大事をとって?早々に水回りが交換されている記録や定期的なオイル交換の記録があります。そして近年前オーナーの元でエンジンマウント、トルクロッドなど、純正品で交換されていた個体です。ということで、当初からエンジンは好調。高回転モードの加速も。

その後ブレーキホースの劣化が主な原因でブレーキ不良によりホース交換、フロントのバネ腐食によりバネ2本とショック4本を交換して今に至ります。パーツの選択肢は悩んだ末に、ショックはkoni sports バネは純正のシャシースポールを装着しました。

 

日常走行もサーキットも、ただ良く回るだけではなく、そっと踏み込む微調整にも答えてくれる操作系、素直な挙動が魅力、だと私自身は思っています。日常では通常域で軽快に楽しみ、サーキットのコースでは、タイトコーナーは辛抱してストレート加速で能力を爆発させて気持ちよさが倍増!という感想です。

 

 ユイレーシングスクールで運転を習ってみて、書ききれないほどいろいろな事を知って考えて練習して、まだまだ未熟ではあるけれど、それを持ってすると、この先は自分の少ない維持費であれこれいじるよりも、ルノースポールが作った素でサーキットが視野に入る車に乗れないかと考えた選択は、正しかった、と2年経っても思います。

一期一会の出会いと、譲ってくれた人の心意気に感謝です。元相棒は日常の足として引き取ってくださる方がいて、ありがたかったです。10年落ちを一つずつ直しましたから…。

 

 3RSは、近年エンジンマウント系とブレーキホースと足回りをいくつかリフレッシュしたことになりますので、まあまあ若返りはしているとは思いますが、新車を買ったわけではないので(純正から大きく外れていることはないと思いますが)、厳密には元来の姿なのかどうかははっきりしませんし、他車と比べるほどの経験値もありませんが、自分が乗ったなかではおそらく一番楽しい車だと思います。

 

そんな風に思っていた所へ、私自身が体調を崩して、不調がつぎの不調を呼ぶ感じで10ヶ月ほど費やしています。幸い車に乗ること自体はできていますが、スポーツ走行は体力と金銭面でおあずけ状態です。

日常も想定外に忙しくなり、日々日常をこなすだけで終わって行きます。子供たちが働きに出はじめ、もっと楽になるかと思いきや、生活時間が更に複雑化して、それに適応する毎日。

でも、家族のみんなが外で頑張っているのだから、家で精一杯サポートするしかできない自分だから、頑張っています。

せっかく3RS買ったのにサーキット走ってないじゃんと言われても仕方がありませんが、そもそも数年スポーツ走行できなくてもいいから車を乗り換えようという決心でしたので、自分自身は今できない事は予定通りだよなと思っているんですよね。むしろ、3RSで2回ほどサーキットやオーバルを走る機会を得られた事は今後を考える上で大切でした。この車の本領の入り口だけはチラと見えました。機会を与えて頂いた各所の方々に感謝です。

(でも、なんだか自分のやりたいことばかりやっている様で、なんとかいろんな方に恩返しをしたいと思っても、何をやっても結局何も役には立ってないなという思いが募りますね。本来もっと自分の能力を磨かないと、何も形にはならんと分かっている事で、人の役には立たないのだろうなと思っています。諸々噛み合わないので、今はじっくり日常を生きています。家族や親の先々いうことを考えると、そのままずっと待機のままになってしまうかもしれないというのが、大黒柱ではないが交点を支える家族の要としてはついて回る不安です)

 

さて、3RSを褒め倒して終わろうかなとも思ったのですが、現実として楽ではない所もあるので、そう思ったところも書きます。

 

3RSのフロントの足回りはDASSと呼ばれているらしいダブルアクシスストラットシステム?だったかな(汗)、というものを使ってあるそうです。なんでも、トルクステアの軽減になっていたりするらしく、たしかに曲がっていく感触は非常にクリアで、故に「素直」っていう自身の感想が出てくるのかもしれません。魅力の一つに数えています。

ただ、フロントのバネの音止めのチューブ内で腐食が起きてバネが折れる事例が起きています。我が相棒も仲間いり。巻き終わりの部分で影響としては小さいので、走行に大きな支障が出ないと言えば出ないですが…良く観察しないと見つからないです。消耗品として捉えて純正品で入れ替えていくか、社外品で総とっかえするか、オリジナルの足回りを製作したところもあると聞きます。

自車は、お店の方が純正品のバネに水が入りにくい工夫をしてくださって、純正バネに社外品ショックで対応しました。

 

怖いのは足回りに前期型後期型があり、そこを違えた場合、アッパーマウントのチェンジだけでショック本体自体装着が可能かどうかは、夫も手伝ってくれて調べたけれど分からず、なんとなく「できないかも」という気がする。あくまでそんな気がするだけですのでわかりません。

前後期の判断の情報が錯綜している状況もあり、現物アッパーマウント目視が確実です。うちのはオーバルプレート&海外サイト調べの結果と実物が一致。国内ディーラー?さんのコンピュータ入力の結果が現物と異なるという結果に…

各情報提供に感謝です。同型車オーナーさんでわざわざお店通じで調べてくださった方もいて、非常にありがたく思っています。

 

あとは、シャシースポールという、RSの中では柔らかい方の足回りなのですが、それでも、無理があるというか見通しの甘い、むやみに急のつく動作をすると、速度と相まって、挙動が鋭くなります。ちょっとカッコつけちゃろうとか、粗い操作はしっぺ返しを食う可能性も。

コースでも自分の能力を越えない丁寧な操作が一番その後の加速には効きました。

そんな感じです。

 

輸入車、という枠でくくって良いのかわかりませんが、多少なりと苦労はありますが、輸入車にしては(笑)丈夫やなと思う所もあります。街乗りで10万2千キロでクラッチ大丈夫とか。(国産部品との話聞きます)。生息数が少ないのもときに大変だろうなとは思っています。

オイル漏れもわずかで、次の車検でガスケットどうするかな?という感じで、ベルトはそろそろ?ローター…

こういうのは3RSにかかわらず、車持った以上つきものだなあと思うので、まあ、できる範囲で頑張って、ついていけなくなって3RSが手元から離れる様な事になってしまった時に最低限車の未来を潰さないような付き合い方をしていこうと思っています。

 

 

長くなってすみません。

一生懸命表現してみましたが、ともかく、乗ると「ええ車やなあ」と思うんですよね。

なんでそう思うのかなあ?

と、その理由を一生懸命探しに行ったりして、自分ではウンウン頷いたりもしますが…そこまで考えなくても「ええ車」でもええやんと思ってみたりもしますね(笑)

 

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住み始めて10年近く経ってやっと、地元の観光地の喫茶店に、今日初めてお友達と行きました(笑)