衝撃の事実その2は、腰痛の話です。
ちょっと入り組んだ話なので、伝わるかどうか心配ですし、あくまで個人の体験談ですが、興味を持っていただけたら幸いです。
腰痛持ちになって10年ほど経ちます。
以前住んでいたところで、引っ越す前の最後の1年、地域の体育委員をやり、くじ引きで副委員長にあたり(泣)。その時にスポーツ大会を復活させろ!という上からの指令があり、数あるスポーツ団体がある中で、インディアカが選ばれ、競技、運営ともに関わり、学区の運動会ではリレーを走って2人抜き。
というのが30代最後の私でした。
30代は、子育て、諸事情により建て売り?購入とリフォームで近所で引っ越し4回、息子の発達障害疑惑、小学校PTA会報編集員、看取り2人、最後の年は過去数年もめからかしたらしい体育委員会副委員長と今の自宅建設を土地選びから始めてほぼ1年で引越しにこぎつけて終わりました。
引っ越しが終わった頃から腰痛が出るようになり、整形外科でリハビリ半年。
待合で1時間待っている間に腰が痛くなるし治らないのでやめました。
そこからしばらくは、運動不足もいけないというので時々ぎっくりで寝込みつつ、近所歩いてみたり、自転車(ママチャリで買い物程度だけど)乗ってみたり、スポーツクラブ行ってみたり。
全部腰痛悪化。
整形外科にも何度かかかりましたが、レントゲン撮っても異常はなく。
痛み止めの薬が処方されるのみ。
薬で散らす、とにかく寝る。で9年が過ぎましたが、今思えば、ですが…だんだん歩く航続距離が短くなり、歩く速度が遅くなり、近年はぎっくりで寝込む回数が増えました。勧められて大きな病院の整形に行った時は、話の枕の部分だけ聞いて、ここじゃみれないから小さいところへ行ってくれと言わんばかりに冷たくあしらわれて帰ってきたこともあって、最後は薬局で痛み止めを買うようになりました。
ユイレーシングスクール通いは最初は大変だったけど、特にそれで悪化したこともなく、帰りの道中は体が軽くなる不思議を味わいました。
昨年になり、痛い日が増えてきて、それに加えて膝をつくのが痛いとか、階段を上るのが妙に疲れる、息切れする。という状況も出てきました。早めの更年期かと思ったけど、なんとか突破口を見出さないとどんどん動けなくなる、という恐怖感が生まれて、腰痛をキーワードに自力で調べるようになりました。
以前の知り合いが、定期的に整体に行っているという話を思い出し、その辺も視野に入れて。
そこで知った事実。
腰痛の9割は整形外科では原因がわからない、という事らしい。
整形外科分野の原因が1割くらい、なので、整形外科では原因が判明しない事も多いってこと?
全く知りませんでした。そういう説明をしてくれる整形のお医者さんにも出会った事がありません。
これはこのままではダメだ。治らない。
慌てて調べて、接骨院で骨盤矯正を受けてみる事に。
診断としては、骨盤が左右で高さがずれてねじれもあるとのこと。施術一回で足の運びが変わりました。継続して矯正の固定化をはかりつつ、医療用EMSを併用して腹筋をジワジワ起こすことに。(女性は出産で骨盤底筋が一度伸びます。その辺も骨盤のズレや歪みの原因になり得るそうです。現在は産後の骨盤矯正はわりと知られて来ているようですが、私の出産した頃はあまり聞いたことありませんでしたし、当時実家は母がご乱心で私とは断絶、産後の休みも特に取らずに2人育てて来ました。)
それ以来、接骨院にしばらく通って、随分良くなって、コルセットや薬が要らなくなってきた時に、例の抗酸菌皮膚感染に見舞われ中断。
そして感染の治療薬で筋肉溶けました。軽度の横紋筋溶解症。
溶解の原因となった治療薬はニューキロン系の抗生剤でした。(通常よりも多い量を使うため、処方のたびに医師から薬局に処方箋と共に書面かなんかが出ます。抗酸菌に関しては他が選べないそうです)
その溶解状態になると、血液に溶け出したものが血液検査で出ます。尿検査でも出るみたいです。症状としてはむくみ、こわばり、痺れ、最後は立ち上がれなくなってきます。
溶け出したものが腎臓に負担をかけます。
心筋が弱る事もあるようです。
特に治療対象というところまで行かなかった(行ってたら透析)ので、はっきりと病名はつきませんでしたが(なのでリハの先生の話から全て素人自分調べです)症状聞いた投薬担当の先生が即座に尿検査、血液検査、心筋のエコー検査を行い、「症状から行くともうちょっと何か出るかと思ったけど(安堵)」だそうです。
幸いまだ腎臓や心臓は治療対象には至らず、日常が送れているうちに感染を示す値が下がったため、投薬を切り上げ終了、「何かあったら来てください」むくむ、体痛い、の訴えはなんとなくスルーされ。
ひと夏身体中の筋肉痛とこわばりに苦しみ、その間に膝が固まり、今に至ります。膝が痛いのをかばうので腰痛も再発。膝はひと冬は最低でもかかりそうです。接骨院で矯正の続きと膝ほぐしを継続、EMSは自主的に中断。
散々ですが(笑)、そのおかげで、更に衝撃の事実がわかったというか推測される事態になりました。
横紋筋溶解症が副作用にあがる薬は他にもあり、その中にロキソニンも含まれていました。
幸い、昨年からの骨盤矯正で、腰痛にはロキソニンは使っていなかったのですが、抗酸菌感染が指で、近所の整形で指の腱鞘炎と誤診されていたのでその間に感染が広がり、滑膜除去手術に。手術直前までひと月くらいロキソニン使ってました。術後も使いました。
手術前検査の血液検査で、融解症の時に上がるらしいCKの値が若干高めだったということを、投薬担当の医師から最後に聞きました。
普通の内科系の血液検査ではそのデータは見ないようです。
待てよ…ロキソニン系の痛み止め、この10年断続的に使ってたよ…薬で筋力ジワジワ落としてたの?20年前から緊張性頭痛持ちだから、筋肉をほぐす薬も処方されてた時期あったよ。
推測なので何も断言はできません。
痛み止めは、同じ薬を、腕が上がらなくなった夫が医師の処方でリハビリ通いながら1年くらい使ってましたが特に何事もありませんでした。
私の体質なのか…?
誰が悪いとか、なんだか誰も責める気にもなれません。なったからわかることもあります。
接骨院の先生曰く、整形外科のリハビリでは腰痛に対しては積極的な治療は行わない事も多いようです。なんじゃそりゃって言いたくもなりますが、整形外科的に原因がないなら、整形外科で積極的な治療ってできないですよね。だから湿布とか痛み止めとかの緩和治療にしかならない。それはそれで納得。
とにかく、自分は薬を使わずに、時間をかけて体力を取り戻す努力をしようと思います。
自分で調べて考えるって大事だと思いました。
ただ、知識は絶対医者には敵わないし、素人調べは素人の限界があるとも思います。
相談できるお医者さんが見つかれば良いのだけれど、お医者さんによっては露骨に(素人が!)ってきっと思っているなというお医者さんにも出くわしたこともあります。質問の仕方を迷います。忙しいからだと思いますが、正直患者から相談するっていう空気がない所が多かったですし、とにかく説明が無いです。素人も適当なことを言って医者のせいにする人も多いし、どこでもクレーマーっていますよね。お互い難しいですね。
体力の回復は時間がかかりそうです。
子供達と家族の将来に、まだ仕事があると思っているし、なんとか突破口を開きたいです。