るーさんと駆ける 

RENAULT LUTECIA3RSに一生懸命乗っています。こそっとkangooもいます

微舵/理論と実践

昨日から寒いですね。この辺は土曜辺りから寒さが緩みそうです。

本当なら何処か出かけたいなあと思うところですが、一番行きたいところは諸事情で行けないし、気軽に行けるところは…どこだっけ…?元々あまり出かけられない日々でしたが、それにも増して大抵のことは家で済むようになってきている自分に気がつきます。良し悪しです。

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荷物も時々こうやって散歩の途中でハブロッカーで受け取ってたりします。今回はCD。プライムを活用してるのか術中にはまっているのかわかりませんが新規開拓できてるので幸せです。

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すみません。長文です。

移動距離は落ちてますが、運転は楽しく。

なんとなく、ここ半年くらいかなあ、またひとつ運転のことで妙に腑に落ちた様な気がする事があって、だからかなあ?と思います。もっと高次元でそれを確かめたいって思ってるんでしょうか。

最近公道で進歩したなと思うのは微舵。

曲がり角やコーナーの入りはじめの微舵です。故意に何か挙動を起こそうというよりは車にお伺いを立てていると言った方がいいような気がしています。その場所の条件によって、使い方や他の操作との組み合わせはいろいろです。車とタイヤにいかに曲がってもらうか、と考えようとしています。以前はそれを「よし、やるぞ、忘れないぞ」って思ってやっていて、タイミングもイマイチで、コーナリングと気持ちよく繋がって来なかったのですが、それがちょっと進歩した気がします。正しいかどうかは決定的でないのもあって詳しく書けませんが、実験中。後述しますが、*こういう過程も楽しみのひとつです。仮説と実践と検証。

なんにせよ、るーさんはそれをより楽しめる車だなと、ステアリングにそっと力をかけた後に毎回思いますし、回しすぎるとるーさんごめん、と反省します。周囲の安全確認が最優先で確認事項が多くて実践に手が回らないのが多くてなので進歩が遅くなります。

もう一つは、一つ一つのコーナーではなくて、一定区間の流れを、トータルでどうだったかな、変な切れ目がなかったかなと考えている自分がふと現れて来てます。速度が速くなくても、ずっと自分の手と足と車の動きが切れ目なく連動しているか、失速してないか。これが速度が上がった時にできれば、ずっとずっと前に個人的に最初に思い描いた理想に近づける…かも知れないと思うのです。

 

まだ諸々無理ですが、どうやったらスポーツ走行再開できるか、なんて考えたりはしています。

スポーツ走行に関しては自分の立場ではこれ以上深追いするべきかどうかと迷う思いもあります。スクールのお手伝いするのも夢ですが、たりないものがありすぎて、まずとにかく参加者復帰できるかどうかです。

上達の階段はまだまだ上がありますが、とりあえず一般道で周囲に迷惑をかけたかも知れない様な事や危険に巻き込まれそうな事は随分減ったなと思います。私が今より上手くなるよりも、同じ時間とお金で、例えば我が子が同じことを納得できたら良いのにな、ということもずっと思っているわけで。

でもそれって本人が興味や意欲を持ってないと難しいんですよね。興味や必要を感じさせる事ができるタイミングをよく考えて…と思いますし、情けないが、興味をこちらに向かせる自信はあまりないですが、慎重に運転しようという意識だけはできてる様子です。

日常で聞いてくれる範囲ですが説教垂れて、彼らの引き出しに言葉だけでも残ってくれないだろうかと日々足掻いています。

自分が走るかどうかはお金と諸々準備が整った時にもう一度考えることにしています。自分の事だけ考えたら走りたいに決まってるけど、楽しいからどんどん走りたくもなって、それも怖いなw

 

 こんな自分でもやってみたら楽しくて役に立ったというのを伝えられたらと思っているので、こういう所でスポーツ走行の事は書いてきたのですが、実際は、サーキット走ったり、レーシングスクールに通い詰めたりしてたことに、驚かれたり、感心されたり、一体何をしているのかと聞かれたり。世間的には運転に興味があると分かるといろんな意味でちょっと構えられてしまう、ということもあるように思います。

自分だって車のことも運転の事もあまり知らなかったから、今だって知ってることなど限られるから、そういう反応になる気持ちはすごくわかるから、そういう反応に嫌だとも思わない。

ただ先方の疑問に短い言葉で説明できない自分が歯痒いだけです。

そういうことやってる人もいるんだとなんとなく伝われば、それだけでもちょっと進歩だと思っていますが、書き方としてこういう方向性で良いのかはなんかすごーく悩むとこです。

 


最近改めて不思議だなと思うのは、そんな世の中の反応なのに、例えばスーパーの駐車場で、スリッパみたいなサンダル履いたおばちゃんが運転席から降りてくるのはしょっちゅう。マジか。
さすがにあんなサンダル履いて運転したことは私はないですが、ヒールはないが長靴っぽいブーツ履いてMT運転したことは昔一回だけあったなあ、今は嫌ですね。

他には例えば、制限速度時速50kmの下りで、この先カーブだし信号あるしなと速度調整しようと思ってるのに、背後に30代くらいに見える女性運転の軽自動車が煽る風でもなくぐんぐん迫ってくるとか。車間距離あかんやん。私の車がいなかったら70-80位いきそうな勢い。きっとそこから有事にフルブレーキ踏むこと考えてないだろうな。

時速60とか70キロからのフルブレーキって結構大変です。私は以前よりは落ち着いてブレーキ踏める用になったけれど、急ブレーキなんて嫌ですね。

確かに速度はサーキットの方が高いです。

例えばスズカのストレートで前の相棒で時速180km位が当時の自身最高速で、そんなところからのブレーキングです。速い車なら素人でも200超えるでしょうね。

幸田サーキットのバックストレートで、るーさんだとヒート後半は130くらいまで出た所から奥のタイトコーナーに向けて意地悪な小コーナー抜けつつのブレーキング。

私にとって、急ブレーキの怖さは速度の問題だけではないです。そりゃあ開始時点の速度が高い方がそういう意味での危険度は高いけれど、サーキットは状況にもよるが、大概自分でブレーキングポイント決めて入っていくんです。公道の急ブレーキはブレーキングポイントも停止目標もタイミングも自分で選べない確率が高いとおもいます。そんな度胸試し絶対嫌だから、ぼーっとしていられない。(環境が整った場所で練習して考えてみたら分かる)

強いブレーキを踏むことになったとしても、できる限り自分でブレーキングポイントを決められるだけの余力を残したい。有事以前にどれだけ周囲の状況を読めるか。有事を避けられるか。

 

車間狭いって注意された事も15年くらい前にはありました(前住地の幹線道路はみんなあんなんっていえばそうかも…)。だから思いますが、知らないって怖いことです。知らないから怖さも感じない。悪気がない。

例えば車間距離って自動車学校で習ってるはずなんです。教え方がどうなのかもあるかも知れませんが、教わる側としても「授業数を消化」することに徹する結果にしてしまっているんだろうな。私もそうだった。

 

勉強って大事だなって思います。

何かを理論的に学ぼうとすると、普遍的な言い回しといえば良いのでしょうか?一見難しく見える文章になっていることもあると思うし、「私は難しいことはわからないから」って思っていたら頭に入ってこない。

実際私は、「輸入車楽しいけれど難しいことわかんない」っていうスタンスを以前は取ってきてたので、そう思ってました。

でも、いつから思っていたのかな…きっと随分前から車の運転の根本の理屈が知りたいとは思っていたんでしょうね。ユイレーシングスクールに通う随分前から、自分には難しいと分かっていて、「ハイスピードドライビング」という本を手に取ったりしたのだから。案の定当時は撃沈でしたけど(笑)

その後紆余曲折あって2年後くらいにユイレーシングスクールに初参加して座学聞いて「やった〜ここだ!」って。

ここなら運転の根本がわかるはず、これが知りたかったと思って、必死で時間とお金作って通いましたね。だからってすごく簡単だったかと言えば、そうではなく、でも端緒が掴めたのも事実で。

ユイの座学を聞いて、スクールサイトのコンテンツを読んで先ず分かったのは今(当時)自分の知らないことが分からないと、走れないということではないけど、自分が行きたい根本的な理解には辿り着けないのかなということでした。

物心ついた頃から車が好きだった人たちの知識量には一生かけても追いつけるわけがないのだから大筋でもいい。何より自分の日常の業務や生活に役立つことが1番の恩恵で、そのレベルで十分だから…物理と車のメカニズム。

諦めなければ、多少は分かるものですね。大筋ですけどね(笑)

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全ての本を100%読んだとは言い切れませんが、とにかく引っかかったことを探すためになんとか探し出した本と雑誌、スクールのコンテンツやネット検索したものを読みやすくするためと、どうしても忘れちゃうから個人的に出力してファイル。中学レベルの物理、科学の復習。それでも加速度とかGの話はなんの事かは、表面的には知っているがどうもまだ数字では具体的イメージが湧かない。自分が普段どのくらいのGや加速度を感じているのかを知らない、まだまだ勉強が足りないけれど。コースで集団で走ることの経験も大してないし。


理屈よりも実技を…っていうのは運転に限らず聞く言葉です。それってある意味正しいとも思うのですが、私は時間も費用も限られていたので、文章から状況を想起して理解を進められるコンテンツは有り難かったし、そうするしかなかったです。

ただ、それが後になって良いことになったと思っています。

普遍的な理論みたいなものの端緒を掴むまでは正直自分が何をしているのかがハッキリわかりませんでしたが、*普遍的学問的なものを少しでも掴めば、結果的には応用ができるので、自分で目の前の事象に理論を当てはめて推測し仮説をたて、検証できるはずなんです。

それが、理系バリバリのデキる人と比べてレベルが低かったとしても、私個人の人生に役立ってる感が嬉しいし、いろんなものの捉え方が変わったし、生活も交通も心も楽になった部分があります。

世の中の大概のことは科学で説明がつくことばかり。そこが少し楽になった。それってすごいメリットだと思っています。一番難しいのは人の心だけどね(笑)