るーさんと駆ける 

RENAULT LUTECIA3RSに一生懸命乗っています。こそっとkangooもいます

ハイライトシーン

 ここ何年か、レースをいろいろ見ています。

BSの有料チャンネルで、これ以上の有料の契約は厳しいので、見られないものもありますが。

YouTubeで手作り感満載で国内耐久レースを中継してたりするのも楽しいですね。今水素エンジンがチャレンジしてるし。

 で、楽しいのですが、国内メジャーレースの中継のオープニングやエンディングの画像で、ちょっと考えてしまうのです…結構、クラッシュのシーンが多いんですよね…あれ、なんでなんでしょうね?

すごく個人的な感想で、いろんな考え方があると思いますが。

派手だし、レース中もたしかにクラッシュが起きると「どうしたどうした」って目を引きます。だけど、基本的に「やってしまった」事なんですよね。

レースしている当事者も解説陣も、みんなクラッシュは「無い方がいい事」というスタンスなのに、昨年のそういうシーンが、次の年のオープニング画像に何度も、1年間流れてくる。エンディングはその日のレースのハイライトで構成されているので仕方ないかとも思います。

レースを何度も見ていくと、ほんとにすごいのは、サイドバイサイドやスリーワイドで競り合って、でもクラッシュなしに雌雄を決するシーンだったり、さまざまな条件を加味してレース全体を見て作戦を立てて、それを緻密に遂行する姿だったり、という事なんだと思うわけです。そういうことをやっているというのを、国内レースの日本語の解説を聞いているとだんだんわかってきます。

なのに、結局派手なクラッシュが目を引く、という事なんだろうか…というのがちょっと悲しいかな。確かにクラッシュにもドラマはありますけど…フラッシュ的な映像を繋げてハイライトシーンを構成しようとするとそうなっちゃうのかなあ?そうじゃなくてもカッコイイシーンもほかにありますよね…?

 

随分前に見たアマチュアとプロの混走?カテゴリは別だったか?不勉強ですみません)のレースの取材番組で、あるプロレーサーがアマチュアを指導していて、「ハコ車だからちょっとくらい当たっても大丈夫とか思ってない?だめだからね‼︎」って叱り飛ばしてるシーンがありました。それが本当のところじゃないかなあと思います。レースでも。

以前、知り合いが走行会に参加して、セッションの序盤に、散々「最初から攻めに行かないように」と釘を刺されていたのに誰かがクラッシュで赤旗。貸切の大半がおじゃん。

いろんな所(サーキットや走行会)でクラッシュがあった話は小耳に挟みますし、実際、ミニサーキット走行中にコーナーの奥に刺さってるのも見かけたことあります。当然その後1周してくる前に赤旗でした。

ユイレーシングスクールに参加するようになり、せっかく前泊しているのでと前日に小田原まで行ってみて、御殿場に戻るのに箱根の峠(になるのかな?わからない)をゆっくり下ってくると、あちこちの深いコーナーの奥に、積車屋さん?の看板があって(曲がりきれずに突っ込んだ車を運ぶ為の積車を手配するためなのかと気がついて)、すごく驚きました。

峠を攻める、時代が過去にあったことは話としては知らない訳ではないのですが、そりゃ自動車レースをよく思わない人がいる訳だと納得が行きました。日本では20年くらい前までかな?アマチュアにサーキットでレースをさせなかった様な背景があったことも後で知りましたが。

 

なんだかんだで、レース中継番組のタイトルコール前後の映像の中にクラッシュシーンを見るのはあまり好まない、という個人的感想、なんですけどね。

誰だって失敗はたしかにあるけれど…クラッシュはドラマチックじゃないです。多くの一般の人にとっては活動終了にも直結します。

レーサーの人たちが頑張ってる所ってほかにもっといっぱいあると感じています。