いろんなレースのレースシーズンが始まりました。今朝の国内フォーミュラのフリープラクティスの配信をスマホで見ながら、古いPCに鞭打って入力スタート。
昨日の予選はドライコンディションで、ポールポジションを獲得した選手の予選のオンボード映像を見ながら、速いなあ〜すごいなあ〜と別次元の速度域、グリップを想像していました。ダウンフォースというのは言葉の意味としてはなんとなく理解していますが、実感として「こういうもの」という理解はしてないなあと思います。する機会ないなあ。今回スズカでのレースなのですが、走ったことがあるコースは、ことさらプロのフォーミュラの速さがわかりやすいですね。予選のポールは1分36秒台だったように思います。ははは。はやっ!!!!こういうのを見ていると、自分がサーキットを走る意味って‥って思ってしまうんです(笑)
私、もう7〜8年前になってしまうような気がしますが、車の運転を習ってみたいと思って、某サーキット併設のドライビングスクールに何度か参加させていただいて、一般的な運転講習的なものから、スポーツ走行前提のものもあり、その中でサーキット経験者に混じってミニコース走行もしましたし、ブレーキ練習、コーナリング練習、スキッド(ウエット路面)も経験しました。
でも、何かこう自分が知りたいこと(当時はそれが何かがわからなくて困ったが、結局車が動く物理的なものだと今にして思います)は教えていなくて、まあとにかくやってみよう、経験から体得しましょう的感じなのと、他にも思うところが色々あり、その頃ミニサーキットに通いつめたりもしてみたのですが、速く走ろうとするとうまくいかないので、結局もっと根本から知りたいと思ってユイレーシングスクールに参加するようになったのですが。
車が走る理屈を考えるきっかけがつかめてきて、車を安定して走らせようとするようになり、短くは書ききれない色々な思いがあり、相棒をルーテシア3rsに変更しました。
それとほぼ同時に、スポーツ走行の資金が予定通り尽きて、その上体調を崩し、今に至ります。最後にフルに走ったミニサーキットでのユイのスクールで、3rsで出せたベストタイムが、あとで調べたら、車が同等レベルの確証ないので特に誰にも言わなかったけど、初走行でそのコースのサイトのランキングの、同程度に近いかなと思われる車種の所の下の方のタイムにかなり迫れたのが密かな喜びです。貸切スクールなので1日走り続けて最後の方です。
ユイに行く前は、(違うコースで前の相棒でですが)ランキングどころか、どれだけ走っても、いかにもビジター的なお兄さんが86でハイグリップタイヤで出したタイム(走りながら電光掲示見ただけなんでその人のベストかどうかも不明)とそんなに変わらず、鈴鹿でもベストが3分15秒くらいでした。(2リッターシングルカムのBMW318ciにミシュランPS3)
ユイ数回参加後、10秒台までベストは伸びて、その後のユイのスズカの走行会では雨上がりの湿度90パーセント越えのコンデションプラス、インチダウン幅ダウン、タイヤランクダウンもあったし(その割とすぐ後に直すことになったので、今思えば)アクセルワイヤー伸びかけててストレートの加速鈍くて、ベスト更新はならなかったけど、タイムアップのポイントに確信がもてる結果が出ました。
(休憩を挟んだ2回のセッションで、1回目ベストが自身ベストより大幅落ちで、休憩中に考えて、その時自分ができることの最大限はこれだろうという考えを実行し、後のセッションで5〜6秒アップ)
諸々ユイでの練習と思考の結果だと思っています。その後幸田のスクールを最後に、相棒が3rsになってからはスズカは走れていませんし、最後の幸田のスクール以降全くスポーツ走行はしていないという、勿体無い結果に今のところなっています。
「何のために乗り換えたの〜」って言われてもおかしくないでしょうねぇ…私もそう思いますが(苦笑)
ちょっと長くなりましたが、そういう風に車が走ることを練習して、自分なりに勉強して考えて、公道レベルでもずっとそれが頭から離れなかった間に考えてきた中で、自分の現状を照らして、近くのサーキットのフリー走行に行こうと思えば行けても走りにいかなくなったり、テレビのレースを見ながら冒頭に書いたようなことを考えたりしてしまうわけです。昨今のエネルギー事情など考えると更にね。
誤解を招きそうな気もするので、付け加えますが、一般人がこのご時世にスポーツ走行をするのを自分も含めて否定する気持ちはありません。どっちかいうと逆です。
どうしてちゃんと教えないのか、どうして練習しようとしないのか、過去の自分も含めてですが。
感覚だけを頼りに公道(サーキットでも同じですが)を走りながら、何かを掴むのを待つより、スクールで基本のきを知って練習する方が確実です。速く走るためにはまず安全に走ることが何よりも近道だということを理解すれば、速く走らなくても安全でいい人はそこですでに収穫があるわけで、公共交通にも寄与できます。経験上で言うと、そうは言っても遅くはならないです。
だけど、モータースポーツはお金がかかります。また、よりお金がかかる土壌が出来上がっているようにも見えます(スポーツ走行=車をいじって強化するものだ、っていう土壌。これに関しては思うところがあるけど私の想像でしかないし個人の自由かなと思うしケースバイケースかなとも思うので割愛)。
お金が比較的安めなスクールにも行ったことがありますが、あんだけの施設備えて、素人オカンが走って何も起きなくて何も教えてもらえず、走っただけに終わり、その後サーキットでアンダーでまくった結果が自分だけのせいなのか、その後の勉強を経て非常にギモンに思っていますが、特に声を大にして言うほどの確証もなく。
公共の違反者講習は、地元は施設が建て直しになったが中身は変わったのだろうか?違反とは無縁になって数年、きっと知る機会がないと思う。ないようにしようと思う。
自動車学校も子供達が行っていた頃に建物がリニューアル中で、その後WiFi環境がよくなったらしく、じゃあ他はどうなんだろう。
文句ばかりになるのでこの辺であとは割愛ですが、結局のところ、車を運転するのであれば、車がどういうもので、車をどういう風に運転するのがいいのか、公共の安全とはどういう仕組みなのかとか、公共の効率というのはどういうことなのかとか、そういうことをもっと知らないといけないというか、知った方が楽なんです。知った方が得をするんです。
考えたら最低限のことはわかるし、「だから女は」と言いたくなる男性の主張も少しはわかる。
私は「男は理系、女は文系」という社会で育ってきた世代です。女性は男性に車に乗せてもらってデートに行く、と考えていた世代です。社会的にそういう流れがあるのに、いざ子供を持ったら子供の送り迎えや日々の買い物に車は必須、外へ出れば「女性は遅い」「女やから仕方ないけど、もっと考えれんのかい」という反応も耳にしたり感じたりした事もあります。それに甘んじていたり、自分への言い訳にしていたり、今思えば自分自身も含めて理不尽やわ。私は夫のMT車にチャレンジしたりしてて、運転の仕方や交通の中でのコツも多少教わったし、スクールやサーキットも止められなかったのは感謝ですね。
目立ちたいとか、男性より優位に立ちたいとか、タイム出したいとか、まーったく関係なく、自分の業務や趣味に対してメリットがある、自分と家族が楽に安全に移動できる。それが大事。
それを社会的に一気に解決する方法は到底思い当たりませんし、いまの現状として先ほど述べた文句も、日本の土壌として良い悪いというよりも致し方ない部分も多くあると思います。何よりも問題が起きないことを優先する社会だと思うので。小さい問題が起きないことで大きい問題が起きないとは限らないとも思うのですが。運転の練習場としては環境を整えてあるのに利用できてない例もありました。
だから自分で習いに行って自分で考えることが一番身になって近道です。スポーツ走行や、自身の参加経験は少ないけどレースには、公共交通のヒントがありました。
だから一般人が経験してみることを無駄だとか思いません。結果的に資源の無駄遣いの削減と危険の回避につながると思うので。ただ、そういう意識を教える側が持っているかを見極めるのが難しいです。
私自身が、スポーツ走行するかどうかを、レース見ながら迷う瞬間があるのは、自分が置かれた立場によるところが大きいです。
もう何年もスポーツ走行していないし、車も変わりましたし、それまでの経験値も浅いので、いきなり大きなコースに行こうとは思いません。行くなら私の場合はユイのスクールですね。(他だといじってないと居場所ない感も感じますし…。)
過去に行っていた時はとにかく知る必要があって考える必要があって、それが家族にとっても必要だったと思うし、他で同じことをやらせてくれるところは今の所思い当たらないので、ある程度趣味以上の大義(笑)があったのですが、今となると、とりあえず日常に支障がない思想と技術にはあるという自負があるので…なんか複雑です。スポーツで走る時は速く走ろうとします。精一杯できることを冷静に。そうじゃないといけないと思っています。
開催場所が近かったら…とも思うし、自分が走らなくても下働きという選択肢も考えたのですが、いろんな意味で修行が足りないというのがずっと頭から離れませんし、その一部が他の人にはともかく私は一生かかっても無理な気がしています。足を引っ張ってしまってはいけないし…結局個人的にそう思っているだけですが、もう何年も経ってしまったし諸々の総合で、私個人としては現状では役には立たないという意識でいます。
体調を崩したことは想定外でしたが、他の事の想像が当時からついていたのにルーテシア3rsを相棒に選んだのは、個人的にはあの時でなければ資金が捻出できなさそうな予感。良いのを持っている人が手放さなくなる&淘汰されていく率が上がるという想像が理由。
もう一つは、二段カムの爆発力満点の加速は実はちょっと自分には重荷かなと思ったのですが、あのサイズで、つるし(買ったまま)で街乗りとサーキットの両方が視野に入るからです。
スポーツ走行は車の維持費と燃料費と参加費と消耗品費という課題がありますが、じゃあ例えば軽で普通の足回りとタイヤで…その状況が遅いから格好悪いとかそういう意識はないし、確かに諸々単価は安いんですが…やってみたことがないのでわからないが、結局交換頻度や周囲との兼ね合いなど不安なことがいくつかあったのと、私には理由が説明がつかないのですが、自分が知る限り輸入車の方が日常でも運転が楽しいです。国産車でアフターパーツ考えると、お金かかるのもそうだし、結局ハード系でいじってるのと同じことになります。
いくつか難点もあるので、同じような立場にある方にとって3rsが大正解だとは実は思っていないし、私自身ちょっと目指しているところとは違うような気もしますが、3rsは、スポーツできたとしてもできなかったとしても納得のいく車で、今そうであるように、持っているならスポーツしたいと思わせてくれる車…ということに、今改めて再認識していますが…なっていますね。じゃあ何ならよかったのか?別回答はあったかなあ?中古車は縁もありますし…。自身はそういう決断って割と直感的に行く方なので、あくまでも個人的な結果でしかないです。
ずーっと手放すことと維持することの両方を腹に抱えていて、どちらにしても車として最低限粗末にしない、大切な相棒です。
あの数年の練習と数年の思考をもう一度だけはわがままで確認したい、その後はできれば時々走れたら、それとも…これも可能不可能両面を抱えて、機会を伺っています。
レースの決勝が終盤です。みんなすごいなあ。推し数名(何人おんねん)がみんな入賞圏内だよお〜頑張れ〜