るーさんと駆ける 

RENAULT LUTECIA3RSに一生懸命乗っています。こそっとkangooもいます

遅れたけど結婚記念日を/おじさまたちにはかなわない

 先日は夫と海辺でピザをいただきながら、それだけでもないんだけど、結局車の話をしていました。写真よりは実際は天気は良かったかな。暑くなくて良かったです。

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夫もユイのスクールは参加したことがあるので、先日のスクールのことも話して、私の思いつかない観点からの意見が聞けたのでよかったです。面白いですね。本当に着眼点とか、考える道筋って人それぞれあるんですね〜。

何故苦労してるのか、何故できなかったのかがまた一つわかりました。わたしの方がずっとずっと参加回数は多いのですが、「さすが卒業生」って思わず言って、笑われました(笑)。ユイでは1回でも参加した人は卒業生です。

わかったからすぐできるというものではないし、心の壁とか恐怖心の境界線って人それぞれですし、運転に対する考え方のアップデートも、結局本人が理解して、やってみるとか変えてみる気にならないと、どうにもならんわけですよ。誤解があるといけないのですが、やみくもに無茶をしろとか、精神論で限界を攻めろとかそういう話ではないし、理論的にやってみればできるはずな事です。

夫の方も、別に自分が言っていることが全部自分ができるわけではない事は分かっています。それがなかなかできないんだよ、うんうん、という会話です。

参加回数は少ないですし、できてない事がたくさんあるのはわかるそうですが、非常に有益だったそうです。まずやってはいけない事がわかるしね。

でも私はそういう時に、特に自分達より上の世代の、若い頃から車好き運転好きの人たちにはホント敵わないよなと思います。車がそう大して言うことを聞いてくれなかった時代の人たちは車から「それ無理」って拒否されて教えてもらってある程度運転が覚えられた世代です。今の車とはその辺がちょっと違う様な…。

車も自分でいじれた時代ですから、夫だって昔公団の駐車場で仲間と2人でヒイヒイ言いながら?ロードスターの足回り交換してましたし、あの頃はアフターパーツもなくて、仲間の誰かが考案してその人の名前がついた〇〇バーっていうのがあった記憶があります。

そういう人がひとたびユイで説明を受けると、わたしの10倍は早くアップデートしてステップアップしていきます。私はその後ろ姿を見ています。そこを私が埋めるには、日常を捨てるくらいに頑張らないといけなくなるのかも知れなくて、そうもいかないのでマイペースを守っています。

 私はサーキット走ってみたいって思った時に、簡単には周りの男性たちと同じ時間に自分が出て来れない(子育て介護手伝いありの主婦)し、そもそも皆が話してる言葉が全くわかりませんでした。異国語状態。

ひとつふたつならまだしも、もしわからないことを全部質問したら、「それなあに?」「それどうして?」周囲の会話を全部止めてしまう3歳児状態です。

だから母体が自動車メーカーな所で「座学あり」とある、ユイとは別のスクールに行きましたが、座学はほとんど皆無でした。

何度か参加して、その場は何事もないし大して指摘も受けないけれど、自分でサーキットに行くとうまくいかない。

 それを聞いて夫が、雑誌のENGINEのドライビングスクールをユイレーシングスクールが行っていると知っていて、「俺は行ったことがないけど、スクールやっている人の書いた記事を、昔いくつか読んだ事があるのを思い出した。そんなに運転を知りたいなら行ってみたら?」

そう言われたのがきっかけでした。

でも別に子供じゃないから手取り足取りお膳立てをしてもらえるわけでもなく、諸々決心するのに半年かかりました。

スクールのサイトのMedia infoの中にあるYRS(Yui Racing School)の教科書を読んで、おそらく自分の知りたいことを教えてくれるのはここだと思ったのが決め手になりました。

実際師匠の運転を助手席で経験しましたし、外から何度も見ましたが、いつか、ロガーの情報を3Dで映像化して外からの走行動画に乗せて、運動エネルギーもその中に可視化して、師匠のオーバル走行を見られないものかと思っています。誰か考えてくれないかな、全くわからないから他力本願だけど。(もしできたとして映像としてどうなるかは分かってない私…色別で可視化?)

オーバルの立ち上がりで、アウト側に逃げかけたエネルギーが、車の方に引き戻される様なイメージを、何度も持ったことがあるので。あくまでもイメージなので、実際がそうかどうかはわかりませんが、とにかく作ったエネルギーは逃さない、そんな気がします。タイヤをスライドさせたり失速したエネルギーは車には戻ってこないので、そうならずに常に運動エネルギーが手中にあるというイメージです。

それを、再現しようと練習している人たちがそこにはいます。

 

大きくベースで立ち遅れていて、参加資金にも乏しい自分には、YRS の教科書以外にもたくさんユイの読み物で勉強しました。共通語を持たないと質問すらできません。

最初はさっぱりわからなかったけれど、わからないと困る何かが、そこには書いてあるはずです。知らない言葉は本やネットで調べて行きました。全ては理解できない事も多いですがやらないよりは。

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ハウツーはその場で有効です。でも根本理解が有ればハウツーを現場に合わせて応用できます。

だけど、今回トラクションでつまづいたみたいに、抜けていたり考えすぎたりもやはり出てきます。まあそんなもんです。できてないことも認識して、でも少しでも自分を褒めようと思っています。だって人生は他の人に褒めてもらえないことの方が多いんです。自分に厳しくある一方で密かに自分を誉めてあげてもいい。

 

まあ、私は恐怖心と自分のたがを外すことから始めないと。

幸田のバックストレートエンドを思い出せ!あの時はブレーキホース詰まりかけで左右のブレーキの立ち上がりが不安定で、実はバネだっておそらくあの時より前に折れてた(3rsのスンバラシイDASSの玉に瑕)。おかしいなあ、運転のせいかなあとか思いながら、それを工夫して丁寧に抑え込んでたんだ(逆に知ってたらできなかったと思うけれどね)。車ってある意味丈夫いなあ。車屋さん後日直してくれてありがとう!

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(ちなみに折れたバネは純正品で交換、折れてても結構走れちゃうのでかなりわかりづらかったです。うちの玄関にまだあります・笑)

 

時間がかかっても。とにかく自助努力以外ありません。科学、物理は主婦業の料理や掃除にも役立ちます。

おじさまたちにはかなわないけれども、別にいいんです。牛歩ですが、誰に恥じる事もない。

Moooo!

 

そうそう。

この歳になって、夫を口説く事になるとはね。「また一緒に走りませんか?」(大笑・そっち?)とはっきりは言ってないですが…言ってるか(笑)

本人も嫌じゃないんですが、いろいろあって簡単じゃないんですよね。自分だって気持ちだけじゃ行けないし。いつも可能不可能は50:50みたいなものです。諦めずに機会を伺います。