国内レースのパレードラン。
スタート前にパトカーと白バイが先導、続いてセーフティカー。その後ろに予選で決まったグリッド順で整列したレーシングカーが連なりコースをゆっくりと走る。響き渡るサイレン…
個人的にはこのパレードランは、どういう理由で行われているんだろうか?とちょっと不思議な感じがする…。セーフティカー先導の慣熟走行はパトカーが撤収したあと更にある…
それはいいとして…コースの後半第3セクターがうねった上り坂。パレードラン先導の警察車両の隊列が乱れる。いや?乱れてるのか?ど素人のオカンには断言ができないのだが、コーナーに入るととにかく見ていてバラバラした感じがする。
その時にふと思い出したのが、ユイレーシングスクールのオーバル走行での並走コーナリングの難しさ。
コース幅は高速道路の3車線分より広いらしいのだが、追い抜き可の走行を行う前に、2列に隊列組んでの並走の練習をする。大体追い抜かれ側な私はあまりアウト側を走る事がないのだけれど、5月の参加時に外側を走る機会があって実感した。(追い抜き側がインとアウトのどちらを走るかは、どこでも大体事前に原則が周知されるのが普通な様だ。)
事前に説明もされているし落ち着いて考えれば頭ではわかるのだけど、イン側とアウト側は直進時とは若干違ってくる。正円同士を直線で結んだオーバルなら、イン側とアウト側の損得はおそらくプラマイゼロ。
ただ、コーナリング中は「並走して下さい」という指示を受けていても、説明されたことを考えておかないと並走にならない。ゆっくり練習で走っているのだから、相手が速いから追いつけないということではなく。直線と同じ様な感じでイン側との並走しようとしていると並走にはならないということなのだろうと思う。
結局その練習の後、ずっとインベタを走っていたので、それ以上はアウト側の練習はしなかったが、なるほどと納得したのを覚えている。
そのことを思い出したのだ。
コーナリングしながらの並走は素人が思っている以上に難しいんだと思う。
白バイ隊員の方の訓練はTVなどで見たことがある。すごくスキルの高い人たちだと思っている。ただ、専門外ってこういうことなんだなと、上り坂で深いコーナーが連続した時にバラバラしている隊列を見ながら思っていた。
レーサーたちがside by side(並走)、wheel to wheel(タイヤ同士が当たりそうな至近距離)でコーナリングをして、当たらない、もしくはコツンコツンで済ませる技術ときたら、すごいな。
あんなことシロートがやろうと思っちゃダメだ。十分に距離を取らないと。
そんな事を考えていたのだが。
実際のオーバル走行では安パイすぎて実は相当安心安全な距離感で心臓ドキドキだった、五十路のスポーツ走行おばさんなのでした(笑)