るーさんと駆ける 

RENAULT LUTECIA3RSに一生懸命乗っています。こそっとkangooもいます

怖がりだけど運転は面白い

しかし、迷惑な台風だなあ(溜息)。そのひとことに尽きる。

この辺は何だかすごく中途半端な状況がダラダラ続いているのだけれど、 この辺ですら、山の方を走れば路上に川、片側車線冠水とか、ずっとじゃないけれどなる時はなってる。現状を拡大して考えると、大変な事になっている地域のことも少しは想像できて、なんかこういたたまれない。

(と言っていたら大雨警報が出た)

 

スクール参加を終えてから、台風で洗車どころかるーさんに乗れてない。でも暇があると頭の中を整理している。

うーん、いろいろ書いていると、読んでいただく方の想像される事と、実際にどのくらいギャップがあるのか心配になったりもする。前より速くなったと言ったところで、あくまで自分の中での話で、実際の車の能力からすればそう大して褒める事でも無いのかも知れない。

車の基礎的な能力で走れる範囲で頑張っていて、そこの頭打ちにきているに過ぎないのだろうと思ってもいたのだ。もっともっと引き出せる能力があるはずで。

そういう見方をしている自分も脳内にいるけれど、とにかく、あの位の速さでターンインする事自体に慣れてきた、車が傾く事に慣れてきた、もうコーナーに入った瞬間に若干やらかしてる、こりゃアンダー出るなと何となくかわかるけど、最小限に抑えようとか思って様子を見ている、という3点については進歩だったなと思う。

基本私は怖がりだ。

例えばジェットコースターなんて、基本安全だとわかっていて乗るものなんだというのはみんな知っている事だと思うけれど、私は、なぜみんながお金を払ってまで怖い思いをしたいのかがわからない。

スクールの同乗走行も、場合によっては怖いと感じる。運転者のコントロール下にあると体感でも理屈でもわかっていても。(同乗はステアリング握ってない分運転者より振り回されはするが。)

なぜ大丈夫とわかってて怖いかといえば微妙に滑ってるから。突き詰めると、車で走っているっていうのは常に少しずつタイヤが滑ってるから(完全グリップ状態は車が動かない)で、滑るにもいろいろあるんだなってのは一応知ってはいる。例えばスリップとスライドはちょっと違うのも理屈では理解してはいる。お尻だけを流して速く走ろうとするのとも違う。

これ以上滑れば姿勢を乱す、と思うと、そこの手前でコントロールしていると知っていても怖い。

だけどそこを目指していることも、その訳も理解はしているつもりだから、地味に怖いと思ったり、何かしら言ったりしながらも助手席に乗っていられる。それがどういう事なのか感じ取ろうと思っている。ただスリルを味わうジェットコースターとは違う。

 

 

なんでこんな怖がりの人間が、怖いと思っていることを必死になってやろうと思っているのか。考えると笑ってしまう。

何でだろうね?

ひとつは、最初に参加した時に聞いた座学で、ストンと腑に落ちて納得してしまったからだと思う。細かいことはわかってないかも知れないし、自分がちゃんとできてるとは言えないけれど。

そりゃそれが一番速いわな、ただそれだけだ。

(すぐにはできないかも知れない)難しい事を教えないでやらせない、(難しいものには蓋)という考え方の所もあるみたいだけど、実際できるまでには時間がかかるとしても、教えない事で教えられる側にとって最終目的がはっきり見えない登山ってどうなんだ?と思う。

 

体感としては、少しずつではあるが進歩していく中で、楽しさを感じているし、特に今年に入ってからは車と対話する感が楽しい。

焦った所で手に入るものは多くないし、その加減は最後は自分次第。自分で考えて納得することでしか得られないものがいっぱいある。

褒められる事は多くはない。それはもっと咲けと咲いた花を摘むことと同じだと思う。せっかく習いに来ているのだから、ひとつでも多く何かもって帰れ、今に満足するなと。