るーさんと駆ける 

RENAULT LUTECIA3RSに一生懸命乗っています。こそっとkangooもいます

免許の講習

 昨日が暖かかったのでその流れで着た服では肌寒いです〜。慌ててインナー増やし(笑)
今日は朝からインフルエンザ予防接種の予約を取ろうとしたら、お医者さんの電話がつながりません。
今月半ばに連絡した時に、ワクチンの入荷まちで、29日以降しか予約を受けられないと告げられたのだけれど、私と同じ状況の人が同じように電話をしている…に決まってるわな…。 結局、お医者さんに出向きました。
 開院早々で診察の受付と重なり窓口はてんてこ舞い。申し訳ないなと思うし、実際報道でいうほどワクチンが足りないのか、実際のところはハッキリ判らないのだけど、親子4人分をとりあえずおさえる事ができました。
じいさんばあさんは、出入りの医者で今日接種するそうです。

 お医者さんからその足で、今度は文化会館へ。免許更新に伴う120分の講習です。
待ち時間の最後に、キャンペーンソングが流されました。
多分、ですが、さだまさしさんではないかと思います。
ちょっとびっくりしました。
歌自体はやはり、さださんスゴイなあと思う歌でした。

 以前に受けたことのある講習(違反無かった頃)はひたすらビデオを見せられるだけだったのですが、今回は、教官の方が、大半を講義してくださる形態でした。
事故現場にもお仕事で何度も足を運ばれ(多分警察官だった方だと思います)、事故で実技講習のある免停になった方の講習も担当されていたとのことです。その時に、
「この事を知っていたらわたし事故しなかったのに」
と受講者に言われたことがある、と語っておられました。
「この事」が何だったのかはちょっとお話から見えてきませんでしたが…。
沢山の経験から、事故につながりやすい運転者の傾向とか、蓄積された経験値があるご様子でした。
 先日更新手続きで警察署に出向いた際に、他の方がゴールドで、その方々は係員の警察官の方が隣のスペースに案内して、その場で何かお話を聞いて終わりだった様なんですが、今日講習を受けていて、自分が受けた講習は、ゴールドだったら聞かなくていい、という内容ではなかった様に思いました。
こういう話はゴールド免許の人にはするんだろうか。
「知っていたら…」の人は何免許だったんだろうか。
嫌な見方ですが、そういう勘ぐりをしてしまいました。

教官はすごく良い感じのおじさまだったんです。
試験場の教官の方々も優しい方が多いです。
なんか心中複雑でした。
どうやってこの気持を説明したらいいのか考えたのですが、上手く言えない…。
ゴールドでない我々が聞かなきゃいけないのは当然だとして、
なんとかなんないのかな、この対症療法的なシステム。
なにか予防的なことってないのかな。
正直言ってそんな気持ちでした。


私自身は、事故(物損程度)、単独事故未遂、両方経験があります。
ユイで運転を習って、その後公道の走りに関しても折に触れて真剣に考えました。
今は、あの時にどうしてそうなったのかわかります。
やっぱり自分の身は自分で守らなきゃと思いました。
何かあってから講義を聞いても間に合わないし、命が無くなったら聞くことも反省することもできない。人の命も取り戻せない。
何もなかったのは偶然かもしれない。
真剣に運転に取り組むようになって、その偶然を意識していなかった自分に怖くなりました。
でも一度真剣に考えてみれば、理解をすれば、ビクビクして運転することもないし、難しいことでもないし、知れば努力もします。

免許の講習でも聞きますが、統計上事故発生から24時間以内の交通事故死者数は減っています。
しかし、自分の師匠が独自にデータを取り寄せて集計したものがあって、交通事故死者数に占める単独事故、いわゆる、ひとりずもうでの死者数は増えているとのことです。
他にもいろいろ、公表されているデータだけでは一概に減っているとは言えない部分があると感じました。
 事故をしてほしくない、そういう思いで、それぞれの人がそれぞれの立場で尽力してるんですよね。ユイの主催者は、ご自分の立場から、ひとりずもうの死者を減らす結果につながればとおっしゃっていました。

 私自身も、速くもなりたい、運転楽しみたい。おもいっきり走りたい、という思いと一緒に、今までいろんな所で見聞きしてきたもの、その中で感じてきた疑問を、自分が走って速くなることで、同じ目的を追いかける人達の中で考えてみたい、知りたい、そういう気持ちもあって、フジまで往復することを選んでいます。
今のままだとなんだか納得が行かないことが、世の中にいくつもあって、それを変えられないかもしれないけれど、何もできないかもしれないけれど、このまま自分のなかでうやむやにしてしまうのが嫌なのかもしれません。


 ちかごろ、毎日運転をしていて、日常は確かに練習になりますが、スピードだけでなく、公道ではできない練習があるということをちゃんと意識しないといけないなと思うことがあります。
今、ここの動きが練習になる、ということに気を取られていなかったかと、ふと思うことがあります。
運転に対して今までよりも沢山の意識が芽生えて、昔よりもいろんなことに気をつけるようになりましたが、運転に没頭しすぎる自分が怖いなと思います。
自分の技術よりも。周囲を気にしたり、まわりをよく見ることが大事。
自分がこれで安全と思っていたことが、よくよく考えてみれば少し違っていたこともありました。

 人間って本来感情があって、思い込んだり、嬉しくなったり楽しくなったり、悲しくなったりして揺さぶられる生き物で、それは人間味だと思います。それは悪いことではなくて、だから、運転には注意しないといけないんだと思います。