るーさんと駆ける 

RENAULT LUTECIA3RSに一生懸命乗っています。こそっとkangooもいます

早春の野山と運転を味わう/将来車趣味は悪になってしまうのか?その2

先日黄砂と花粉にまみれていた我が相棒を洗車&メンテナンスクリーナー(純正5years coat用。10年越えてるがそれなりにコートはかかる)をば。

昨夏終わりに、カーポート設置しました。冬の朝も随分車が落ち着いている(凍ってるとか夜露でじっとりとかそういうことがない)ので、外装劣化のペースが落ちてくれる事を願います。

 せっかくきれいにした事だし、今日はいつもより少しだけ足を伸ばしてアウェイ感満載のショッピングモールへ。近隣の農道系の道を走りました。田畑の土手は冬枯れに少し緑が混じり、所々に菜花の畑のぱあっと明るい黄色が。梅はもう終わり。雑草の花が咲き始め。ソメイヨシノはまだまだ先ですね。例年見てると街の方が開花早いんですよね。

 燃料費高騰で、近所の用事はレギュラーガソリンのヴイッツで大方済ませていて、しばらくるーさんに乗っていませんでしたが、3RS、やはり良いですねえ。挙動とシフトフィール…諸々。何かひとつ操作をするたびに幸せを感じている自分がいます。運転自体は随分前から好きでしたが、この10年、更にこの2年くらいの間にまた進んだ様に思います。人馬一体に徐々に近づいていると思いたいです。面白いことに、最近はヴイッツでも、操作の仕方は若干違いますが、同じような感覚はあります。

操作に過不足感がなくて、幸せです。あくまで自分なりに、ですが。

逆に、問題はないけど今ちょっと雑だった…という事もありますが、それがはっきりするのは悪いことではない。

とにかく、可能な限り安全に効率よく目的地に行けて、自力で行ける範囲が広がり、楽しいことが増えて、移動時間すら楽しめる。お金と時間が有れば言うことなしなんだが。

 

車が動く理由とか、元来車は曲がりにくい乗り物である理由とかそういうのをある時集中して教わって、その後考えていたら、こりゃ、感情やある種の感覚だけを信じていたら若干間違う事もあるぞとわかって、気長に日々の運転中に検証を繰り返した。実にそれだけです。

 

 

それで、脱炭素で「将来車趣味は悪になってしまうのか?」という事の続きなんですが…

 

そもそも。日本では以前から、どうも車趣味をご理解いただけない方々の一部(年配層かなあ)には、車趣味=不良という印象が、根強くあるように思います。詳しくないので恐縮ですが、欧米の様な長い車の歴史もありませんし、レース文化も欧米に比べたら期間としては短いのかなと思っています。当事者は別として、もともと社会的に広くという目で見ると、理解が乏しいとか浸透していないのは、そうなのかなという気がします。

日本で長い間アマチュアに草レースを許さなかった理由は私は知りませんが、その頃「峠を攻める」時代があった様で、それを見ていた年配層に不良の印象があるのかなあ、と私は思っています。私自身は車好き=暴走族なんて思った事はありませんが、若い時は今ほど良い印象がなかったのは事実です。

 

自身が運転が楽しいと思ったのは、結婚した相手の愛車(初代ユーノスロードスター)の運転をしないと、どこにも行けない状況になった時ですね(笑)

 それから20年が過ぎてから、もっと車が好きになってきたけれど、習わないとわからない、習わないと危険だと感じ、ユイレーシングスクールで運転を習い、オーバルで練習し、交代で走る中、周囲の走りを見ながら思ったのは、最速の方向性を知ってちゃんと理解すれば、自身がまだ最速に至らなくても、公道で無理をしたりルールを守らない事が、捕まるかどうかではなく、損こそすれ得にはならないという事も納得できるし、コースでも公道でも、危険をはらむ走り方をある程度見てとれる様になるという事でした。

 大方の自動車学校の様な広さとコースでは、今の車の能力の高さでは、何も起きないので(苦笑)、出来る事は限られるし、この数年で思ったことを書き始めたらキリがないけれど、車校に限らず、考え直した方がいいんじゃないかと思う事は沢山思い当たりました。結局自分自身が自分や周囲を守るために考えることが1番早いんだと思うし、最終的にもそこに尽きると思います。

 

 車趣味が危険かどうか、スポーツ走行がエネルギーの無駄遣いかどうか、というのはひとことで片付けられるものではないと思いますが…

そもそも、考えなければいけないのは事実だとは思うのですが、脱炭素自体がすごく矛盾してる議論だなとは思います。

エネルギーは使いたくない、でも例えば移動や物流に関していえば速く楽に移動する時間軸の日常を変えられるかと言えば難しい。だからみんなが頭を悩ませているわけで…。グローバル化で世界中が繋がっていて、コロナでも物流の混乱は起きているしロシア侵攻の制裁に伴うエネルギー問題でも、ある種関連する課題が表面化するかもですね。どちらにせよ無駄遣いを避ける努力も要ると思いますし、将来的には乗り物を好みに関わらず変えたり、自分のペースと合わなくても集団の効率に合わせる努力は必要になっていくのかなという気がします。自動運転の乗り物って結局その地域の集団全体の効率優先になるって事じゃないのかなあ?

 

正直、なんかこうご時勢が車好きとしてやるせないというか、複雑な心境なのは確かです。

運転技術の事にしたって、踏み間違い問題に始まり、危機感とモラルの低下に高齢化と問題は山積み。どこでも自動運転まで、あと30年くらいかかるって言ってるジャーナリストもいました。結局実際は、まだまだ運転を何かに頼れるっていう時代でもないんだと思います。

自動車自体もそうですが、その運転は、実はすごく高度な事だと思います。そこを避けて何とかしようとしてしまっている様に思うんですね。なので、もっと「こういう難しそうに見える事(車が動く物理みたいなもの)も理解しないと運転できませんよ。でも凡人でも全く理解できないほど難しい事ではないので、一回ウンウン唸って考えてみてください。そしたら楽になりますよ!」って言ってくれる人がもっと増えたら良いと思います。考えたら納得行きましたし。

 

図の正確性は追わずに今書きましたが、自宅ではこんな様な感じのことを一時期考えてウンウン唸ってました。イメージ的な理解でしかないのですが、役には立ってる気がします。

遠心力、慣性、駆動力。実際の軌道。

直進と旋回でこんなに力の働く方向が変わるんだな…という感じで。速度や路面条件や操作のタイミングでそのバランスが変わる。本当は更にいくつかの要素が加わっているんですが。

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さて、あんぱん食べて今日も頑張りましょう。

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