るーさんと駆ける 

RENAULT LUTECIA3RSに一生懸命乗っています。こそっとkangooもいます

今度走れる様になったらやってみたいこと

 昨年くらいかな、師匠ではなく別の方のお書きになった運転を説いた本を読んだ時にその本に書いてあったのですが、まず、速く走るというよりもきちんと走れと。それだけでも結構速くなるものだと。そのこと自体は頷けます。車を不安定にして走っても、実際は速くはならない。

頭では頷けるんですけどね。いざやってみると、意外とできてないのが現実。

 

資金や体力をととのえて、ふたたびサーキット走行やユイレーシングスクールのプログラムに参加してみたい、という希望は持っています。興味としては、他のスクールでどんなことを教えているのか他も体験してみたい、とも思うところもあります。今のところ参加経験のあるスクールは2つだけです。でもオーバルかスズカフルコースがやっぱり魅力的♡

 

体力的には、例えばこの辺の、いままで行ったことのあるサーキットでひと枠くらいなら、走っても体は大丈夫だと思います。暖かくなったら随分体の動きも良くなってきています。

うーん‥でもどうなんだろうな。やってみないとわからないですね。微妙。正直もうちょっと筋力と体力が欲しいです。その時は走れても、家に帰ってから寝込んじゃダメだしなあ。

まあでも、残念ながら(やっぱり母親、妻、主婦なんだなと思うが)その前に優先される事が他に結構たくさんあるのと、ちょっとひと枠という走りをやり始めると、本当にやりたい事が資金的にも遠のいて行くんですよね。

スズカフルコースも大好きですが、フリー走行は突き詰めて考えると私は怖いです(詳細はここでは省略させてください)。

 

走れる態勢が整った暁には、とにかく、まずちゃんと走ってみたい。今まで自分が習ってきたことをおさらいして。

そして、それがある程度ちゃんとできたなら、それが最速でなくても、できるんじゃないかと思っている事があって。現段階では実際を経験証明できないので、妄想かも知れません。

今まで習ってきたイーブンスロットル*の走りかたは、とにかく失速しないです。

ブレーキを踏んで減速していることは自分にとっては失速じゃなくて、アクセルべダル踏んだ分、ステアリング回した分を車が反応していなかったり、そこまで車を運んできた進もうとするエネルギーを意図せず失することです(操作をミスっている)。

 ものが動くときの運動エネルギーは、一度起きると状況や外力に影響されながら変換を繰り返すらしいと中学物理おさらいの本を読んで知りました。U字形の場所にボールを転がした図で説明されていました。車には動力がついているので、外力で失われる部分を補えるから、動力が補えるうちは、ずっと動き続けられるんだなと思いました。

経験上の感覚ですが、その車も「失速」を取り返すのは難しいです。姿勢を崩すと動力かけても戻ってこない。

 

感覚が主の仮想なので、物理的にそうなのかが私にはハッキリわかりませんが、1周目回ってきて、失敗(失速)がなければ、動力とグリップに余力が残っていれば多分2周目は前の周より若干速く走れるはずです。スタート時よりもボトムスピードを上げることは可能だと感じます。2週目も失敗がなければ‥という感じで、失敗せずに、ボトムスピードが上がることをおそれずに直線加速は精一杯、必要分は減速する。でも本来の必要以上に減速しない様に走る。

その時々の車の声を聴けて、適切な対処(操作)が取れれば、毎週毎に少しずつエネルギーを上乗せして速くなれるんじゃないかと考えています。(逆に失敗こいて失速しまくると、もう情けないくらいベタベタに進まなくなります。それは過去に経験豊富w)

たぶん結構難しいです。そしてうまくいって周毎に速くなってこれたとして、多分自分は過去の経験上、どこかの時点でターンイン速度に怖くなるんです(笑)。大丈夫なのに。イーブンスロットルのコーナリングはそれ以前なら曲がり切れない速度でターンインできるから、でき始めたらやってる自分が驚く(笑)。それか、前の周の操作に引きずられて操作のタイミングを誤る。それとも?やらかす想像はいろいろ思いつきますわ(笑)でも、やらかしたと言っても大した事にはならない。車がイマイチ進んでくれないから速くねえなあやらかしたなと密かに反省するだけのこと(笑)

それを、ビシッと、ちゃんと車と周囲の状況を見ながら週毎に速さを積めたという経験を積みたいです。他の人より遅くても、それは私には二次的な事なのかもしれない。その何かこう、それが二次的な自分が好きじゃないのだけれど‥

それが今度走れるようになったらやってみたいことです。

 *イーブンスロットルは、ネット検索してみたら、微妙な感じで、中には解釈が違うんじゃないかという記述もあって、でもそうなるのもちょっとわかる気もしました。ある本で、大きな意味で自分が習ってきたそれに近いコーナリングの仕方が書いてあって、本を読んだだけでやってみてしまおうと思っている方はやめた方が良い、難しいから。と書いてあった事もあります。たしかに。文章だけだと‥。冒頭の話と同じ本です。それがイーブンスロットルかどうかは著者の方に聞かないと分かりませんが…実際でユイでイーブンスロットル教えてもらって練習しました。完璧にやるのは確かに難しいけれど、目指すことで安全になり、遅くもならず速くなる事は自信を持って言えます。

 

サーキットでも、オーバルでも、公道でもそうですが、独りで走っていることは少ないですよね。競争は好きじゃ無いと何度も書きましたし、実際好んでは無いです。勝った負けたが楽しいのは頭では理解できるんですが‥正直抵抗はあります。

ただ、速く走ろうとすると、コースに行かなければ危険だし、コースでも、速く走っている人たちの目的がまちまちでルールも曖昧、という場所は潜在的にものすごく怖いと思っています。

TVでレースを観てても思いますが、観る方は、派手な走りは面白いし、接触やコースアウトもドラマチックですが、みんながクリーンに走ることができたら、その方がみんなで速くなって行くんじゃ無いかなと思うし、そういうレースは誉められてますね。

プロのレースとしては、昨年のDTMスーパーGT交流戦でも考えさせられました。何だろうな、うまく言えない。最終戦後半でSGT側の一部が多重クラッシュに陥ったけど、その過程とか、それ以前にクラッシュしたDTM側が最後まで走りきって上位に入ったんですよね。車の作りとか、タイヤが複数メーカーとワンメイクの違いとか、文化の違いとか、そのときの各ドライバーの状況や考え方、チームの方針‥きっといろいろな要因があるんだろうなと思います。どっちがどうとか無いけど、しばらくこのおばさん悶々と考えちゃった感じです(笑)でもまたやってほしい。

今までも、サーキットやオーバルで事実上競争しているのと同じ状態も時にはあったし、レースだって一応130分を2人でわけて完走できました。目的が精一杯速く走ることで一致していて、追い抜きの基準も目安があり指導があり、間違えば叱られたり教えられたりがある環境なら、それが競争であってもその方が結果的に良い気がする、という感じがあります。

まあ、実際にその場に足を運べるようになれるように日々を頑張ります。

るーさんを買った目的は、速い車でオーバルレースを走るぞ!っていうものではありませんでした。速い車をちゃんと乗りこなせるようになりたい、でした。速さは自然とついてきたものをなんとか自分で受け止められる様になりたいです。うちに来てくれた車に報いたいです。

速すぎず、でも絶対に遅く無いし、走る事に真っ直ぐな車だと感じていて、だから決めたし、あの時でないと買えませんでした。多少の手間や修理や(でも丈夫くなった気がする)、ある種の脆さ(走るところにはあまり関係がない、実際にそうならないような気がするけど、後5年くらいしたらルームランプのスイッチが天井から降ってくるかもと思ってしまう、そういうとこ)は乗り手がなんとかすればいいやと思っています。

本当に諸々、いろんな人に感謝。

恩返しできるかなあ…とにかく日々を一生懸命楽しんでいます。

この週末は家でレース観戦かな。雨がどうなるか…